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OpenEXRによる合成

OpenEXRとはILMが1999年に開発2003年に一般公開した映像用フォーマットです。
他のフォーマットと違うところは、やはり開発したところが映画製作をメインとしたCGプロダクション
ということもあり映像製作や、合成作業に非常に特化している点です。
具体的には

・ハイダイナミックレンジ
・実用的な16ビット浮動小数点
・拡張豊かなマルチチャンネル

今回は一番下のマルチチャンネルを格納できる点について説明していきたいと思うので上二つは飛ばします。
映画などの映像合成作業においてはその質感とかカラーについては非常に重要な作業となってきます。
今までは1枚の画像フォーマットには1枚のレイヤーしか格納できませんでしたが、このexrファイルは
一つのファイルに多数のチャンネルを格納することができます。

例えばカラー、デフューズ、スペキュラ、AO、リフレクション、シャドウ、モーションベクター、UV、ノーマルマップ
といった各チャンネルをそれぞれ1枚のファイルに保存しておけます。

各チャンネルを格納できるメリットは各チャンネルごとにコンポジットソフト上で綿密なカラーコレクション等が行える点にあります。

たとえば3Dソフト上でカラーコレクションやモーションブラー等の作業をすると
ただでさえレンダリングに時間がかかるのにさらに時間がかかります。
3Dで素材を作った後もコンポジットソフトで最終的な合成をするのであれば、3Dソフト上でこれらの作業をする
ことは時間の浪費につながります。

なので細かい部分の調整はもう合成の段階に全部まとめてしまおうといった考えがあったのかもしれませんね(ぇ


で今回は3Dソフトで作成した画像をEXRで保存して、それをAEに取り込んで各チャンネルに分解してみました。

AEでEXRを展開するにはPROEXRというプラグインを入れる必要があります。
ここで入手できます。
http://www.fnordware.com/ProEXR/

詳しい展開方法などはこちらを見てください
http://gimon.blog.ocn.ne.jp/blog/2008/11/after_effects_c_b5e7.html

それでEXRファイルをAEに取り込むと初めは真っ黒な画像のままですが
ファイル→Create ProEXR Layer compsを選択すると各チャンネルレイヤーをコンポジション化してくれます。

調節したいパスのみ3Dソフト上で設定し保存すればいいと思います。

分解したそれぞれのパス

■スペキュラーパス
スペキュラ)

■リフレクションパス
リフレクション

■アンビエントオークルージョンパス
AO.jpg

■デフューズパス
デフューズ

■カラーパス
カラー

■ボール用IDマット(マスク)パス
マットID

■フロア(床)
フロア

各チャンネルごとに色調補正をかけて合成

■完成
完成!

OpenEXRによる合成は非常に便利んなんですが精細な作業を要する分手間がかかるなぁと思いました。
映画製作とかには非常に向いているフォーマットだと思いますが。

あと正直重すぎて作業しずらかったです。64bit クアッドコアならまだ少しましになるのでしょうか。
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  1. 2009/12/09(水) 00:02:06|
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